もうすぐお子さまが生まれて1ヶ月の親御様、
ご家族の皆さまは『お宮参り』を計画されると思います。
そこで皆さまには、お参りに行く前に「これさえ知っておけば!」という
基本的な知識をご紹介します!
*そもそもお宮参りとは・・・?*
お宮参りというのは子どもが生まれて初めて産土神(うぶすながみ)に参詣し、
その土地の一員になった事を認めてもらい子どもの健康と長寿を
祈る儀式です!また初宮参りとも呼ばれています。
*一般化されたのは室町時代*
お産後に神様に挨拶する行事は、古来からあり『産土(うぶすな)詣』と言われました。
そして現在のようにお宮参りと呼ばれ一般化されたのは
鎌倉・室町時代からだと言われています。
*いつ頃に行けばいいの?*
一般的に、男の子は生後31日目、女の子は32日目に参ることが多いですが
その日の天候や気候、そしてお母さんの体調などご家族の皆さまと相談して
決めることがベストです!^^
また地域によっては100日目にお参りするところもあるので
日にちにはそこまでこだわらなくても大丈夫なのでご安心ください♪
*夫の母が子どもを抱いて参拝する風習*
お宮参りは、子どもに祝い着を着せ、生まれた子どもを
夫の母(姑)が抱くことが習慣になっています。
これは、古来、産後しばらくの間は「産の忌み」などといわれ
産後の女性に無理をさせてはいけないためだと言われています。
*お祝い着について*
お宮参りが定着した室町時代から昭和初期にかけて
赤ちゃんは生後直後には襤褸(ぼろ)というものを着ていましたが、
お宮参りに初めて『祝い着』としてきれいな着物を着ることができました。
祝い着とは赤ちゃんにとって初めての「晴れ着」、
「キチッとしたフォーマルな服」なのです!
お宮参り初着(産着)には赤ちゃんが健康に、健やかに育ってほしい・・・
そんな祈りが形や柄になって表現されています!
男の子と女の子では違ってきますが
よく使われる柄は、中国文化圏を中心としたアジアで広く使われている
縁起の良い吉祥文様がベースとされています。
男の子は凛々しく、たくましく
女の子は優しく、美しくと親の願いが込められ、
それが結晶となって表れているのです!
お子さまが生まれて、たくさんの行事があると思いますが
楽しみながら一つ一つ噛み締めて、思い出を刻んでいきたいですね♪